トップ>不動産トピックス>賃貸住宅の契約の決め手、大学生は男女とも「学校から近い」、社会人は男女で価値観に違い
2019年8月14日
(株)マイナビはこのたび、「大学生・社会人 お部屋探し白書2019」の結果を発表した。直近1年以内に引っ越しを伴う部屋探しを行った大学生(18~22歳)、社会人(27~28歳)を対象として、2019年5月にインターネット調査を実施し、1,000人(大学生500人、社会人500人)の有効回答を得たもの。
部屋探しを始めたのはいつかを聞いたところ、大学生の男性では3月が多く(図1)、「入学直前に動き出す傾向」がある一方で、大学生の女性は大きなピークがなく、「推薦や一般入試など合格のタイミングに合わせて部屋探しを開始するようだ」と同社では見ている。また、社会人の男性では「一般的に異動が多いと言われる」9月が多く、社会人の女性では「年間を通じて大きな波はなく、暑い夏場や忙しい年末・年度末を避けて行動しているという結果」になった。
問い合わせをしてから契約までにかかった期間を単一回答で聞いたところ、大学生では、「2週間以上~3週間未満」(17.4%)が最も多く、次いで「1週間以上~2週間未満」(16.8%)、「0日(問い合わせた日に契約)」(15.6%)の順となった。社会人では、「1週間以上~2週間未満」(20.2%)が最も多く、次いで「2週間以上~3週間未満」(17.4%)、「1ヶ月以上~3ヶ月未満」(12.2%)の順となり、「0日(問い合わせた日に契約)」は学生よりも少ない9.4%だった。
※(株)マイナビ 「大学生・社会人 お部屋探し白書2019」
部屋を決める際の最大の決め手は何だったかを複数回答で聞いたところ、大学生全体では「学校から近かったから」(22.4%)が最も多く、次いで「賃料が希望と合致したから」(13.0%)、「間取りや広さが気に入ったから」(11.8%)の順となり、男女別に見ても順位に違いはなかった(図2)。
社会人では、男性で最も多かった「賃料が希望と合致したから」(19.2%)は、女性では2位(14.6%)、女性で最も多かった「間取りや広さが気に入ったから」(18.1%)は、男性では2位(17.4%)となり、「男女間で価値観に違いがあるという結果」になった。
※(株)マイナビ 「大学生・社会人 お部屋探し白書2019」