トップ>不動産トピックス>75%が完成前のVR内覧で新築マンションのモデルルームに行きたくなる
(株)スタイルポートはこのたび、「住まい選びに関する消費者意識調査」の結果を発表した。過去3年以内に新築マンションを購入または購入を検討した人を対象として、平成30年11月2~7日にインターネット調査※を実施し、1,030人(購入者515人、購入検討者515人)の有効回答を得たもの。
※実際にインターネットによるVR内覧(3Dのコンピュータグラフィック画像による疑似内覧)コンテンツを体験した上で回答
新築マンションの情報収集・物件選定をする際に、完成前の部屋をVRで内覧できるコンテンツがあれば役立つかどうかを単一回答で聞いたところ、「役に立つ」と回答した人の割合は88.8%(「非常に役に立つ」43.2%、「やや役に立つ」45.6%)だった。また、完成前の部屋をVRで内覧できるコンテンツを見ればモデルルームに行きたくなるかどうかを、【A】「モデルルームに行く必要はない」と、【B】「モデルルームに行きたい気持ちになる」の、どちらの考えに近いか(単一回答)で聞いたところ、「モデルルームに行く必要はない」が25.1%(「【A】に近い」6.9%、「【A】にやや近い」18.2%)、「モデルルームに行きたい気持ちになる」が75.0%(「【B】に近い」31.6%、「【B】にやや近い」43.4%)となった(図1)。
※(株)スタイルポート 「住まい選びに関する消費者意識調査」
購入する部屋を選ぶ際に最も役に立つと思われるコンテンツを、「購入したい複数の部屋タイプを比較検討するとき」「変更可能な床の色を検討・選択するとき」「変更可能な間取りを検討するとき」「購入したい部屋の窓から見える外の景観をイメージするとき」「マンションの質感を確認するとき」のそれぞれで聞いたところ(単一回答)、「マンションの質感を確認するとき」ではモデルルーム(72.9%)が最も多かったが(図2)、「『複数の部屋タイプの比較検討』『床の色の検討・選択』『変更可能な間取りの検討』『窓から見える景観イメージ』では、VR内覧もモデルルームとほぼ同等の評価を受けた」という。特に、「変更可能な間取りを検討するとき」(VR内覧(動的3DCG)32.3%、モデルルーム27.9%)、「購入したい部屋の窓から見える外の景観をイメージするとき」(同40.8%、36.4%)では、VR内覧がモデルルームを上回った。
部屋選びの際に参考になると思われるもの(3つまでの複数回答)を聞いたところ、最も多いのはモデルルーム(85.6%)で、次いでVR内覧コンテンツ(61.8%)、間取図(54.6%)の順となった。また、欲しい部屋を検討する際に、VR内覧があれば購入意欲は高まるかを単一回答で聞いたところ、「VR内覧によって購入意欲は高まると思う」が49.8%となり、約半数を占めた。
※(株)スタイルポート 「住まい選びに関する消費者意識調査」