トップ>不動産トピックス>3人に1人が結婚時に約束事やルールを設定、「お金に関して」が約2割で最多
オウチーノ総研はこのたび、「『結婚時のルール』に関する実態調査」の結果を発表した。首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の20~59歳の既婚男女(学生は除く)を対象として、平成28年11月7~13日にインターネットによるアンケート調査を実施し、1,162人の有効回答を得たもの。
結婚するにあたって決めた夫婦の約束事・ルールを複数回答で聞いたところ、「お金に関して」(21.4%)が最も多く(図1)、次いで「家事に関して」(21.3%)、「子ども・子育てに関して」(16.0%)の順となった。「約束事・ルールは決めなかった」は67.4%となり、「約3人に1人の夫婦が結婚時に約束事やルールを設定していることが分かる」結果となった。年代別に見ると、「約束事・ルールは決めなかった」は、20代では51.0%、30代では66.8%、40代では73.8%、50代では77.9%となり、「年代が若いほど割合が高く、20代にいたっては半数以上が結婚時に約束事・ルールを決めていることが分かった」という。
また、結婚する際に決めておけば良かったと思う約束事・ルール(複数回答)は、結婚するにあたって決めた約束事・ルールと同じく、「お金に関して」(9.4%)が最多で、次いで「家事に関して」(7.4%)、「子ども・子育てに関して」(7.1%)の順だった。「特にない」は78.4%で、同社では「多くの人が『結婚生活における約束事』について不満や後悔は少ないようだ」と見ている。年代別では、「特にない」は、20代では64.8%、30代では81.5%、40代では83.8%、50代では83.4%と、20代が突出して低かった。「共働き世帯が増えたことにより、収入源が複数化してお金の管理が複雑になったり、家事・育児の分担がより必要になったことが、原因の1つでは」と同社では見ている。
※オウチーノ総研 「『結婚時のルール』に関する実態調査」
結婚生活において、事前に約束事・ルールを設定することは必要だと思うかを単一回答で聞いたところ、「必要だと思う」は46.0%(「絶対に必要だと思う」14.5%、「どちらかというと必要だと思う」31.5%)となった(図2)。男女別に見ると、「必要だと思う」は男性では40.8%、女性では51.2%だった。同社では「女性の方が、家事や家計のやりくりをすることが多いため、約束事を決めた方が良いと考えている人も多いのかもしれない」と見ている。
※オウチーノ総研 「『結婚時のルール』に関する実態調査」