トップ>不動産トピックス>首都圏の既存(中古)住宅の成約件数(2016年7~9月期)は6期連続で増加
(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)はこのたび、「季報 Market Watch サマリーレポート 2016年7~9月期」を発表した。同機構に登録された不動産物件のうち、首都圏(東京都区部、東京都多摩、埼玉県、千葉県、横浜市・川崎市、神奈川県他)における平成28年7~9月の不動産流通市場の動向をまとめたもの。
平成28年7~9月の首都圏における既存(中古)マンションの成約件数は8,724件(前年同期比プラス9.1%)で(表1)、6四半期連続で前年同期を上回った。平均成約㎡単価は48.06万円(同プラス5.7%)で15四半期連続、平均成約価格は3,047万円(同プラス5.5%)で16四半期連続して前年同期を上回った。成約物件の平均専有面積は63.41㎡(同マイナス0.2%)、平均築年数は20.29年(同マイナス0.03年)だった。築年帯別の成約件数構成比を見ると、築31年以上の比率は24.9%と前期(26.4%)から縮小し、築15年以下のシェアは拡大した。
エリア別に見ると、成約件数は、神奈川県他を除く全てのエリアにおいて、前年同期比で増加し、特に東京都区部と千葉県では2ケタの増加となった。平均成約㎡単価は、全てのエリアにおいて前年同期比で上昇。東京都区部は15四半期連続、東京都多摩は12四半期連続、埼玉県と千葉県は9四半期連続で、前年同期を上回った。
※(公財)東日本不動産流通機構 「季報 Market Watch サマリーレポート 2016年7~9月期」
平成28年7~9月の首都圏における既存(中古)一戸建ての成約件数は3,148件(前年同期比プラス9.2%)で(表2)、6四半期連続で前年同期を上回った。平均成約価格は3,082万円(同プラス2.5%)で、3四半期ぶりに前年同期を上回った。成約物件の平均土地面積は148.74㎡(同マイナス0.6%)で、平均建物面積は107.18㎡(同プラス0.4%)だった。平均築年数は21.07年(同プラス0.29年)となった。築年帯別の成約件数構成比を見ると、築31年以上の物件が占める割合は23.3%と、前期(22.7%)から拡大した。
エリア別に見ると、成約件数は、横浜・川崎市を除くすべてのエリアにおいて、前年同期比で増加し、特に東京都区部、東京都多摩、埼玉県、神奈川県他では2ケタの増加となった。平均成約価格は、埼玉県を除くすべてのエリアにおいて、前年同期比で上昇。東京都区部では7四半期連続、千葉県と横浜・川崎市では3四半期連続で前年同期を上回り、神奈川県他は7四半期ぶりに前年同期を上回った。
※(公財)東日本不動産流通機構 「季報 Market Watch サマリーレポート 2016年7~9月期」