トップ>不動産トピックス>平成28年4月以降半年以内の転居検討者の8割超、電力会社・契約先の変更意向あり
(株)リクルート住まいカンパニーはこのたび、「電力会社/電力の契約先の変更に関する意識調査」の結果を発表した。平成28年4月1日にスタートした電力の小売り全面自由化を受け、平成28年4月以降半年以内に転居を検討している「住み替え検討層」515人と、平成28年3月から1年以内に転居を検討していない「一般層」515人を対象として、平成28年2月26~27日にインターネット調査を実施したもの。
電力の小売り自由化が始まる平成28年4月1日以降に、電力会社/電力の契約先を変更したいと思うかを単一回答で聞いたところ、「電力会社/電力の契約先を変更したいと思う」と回答した人の割合は、住み替え検討層では83.1%を占め、一般層の70.3%を上回った(図1)。
また、電力契約先変更意向がある人(住み替え検討層416人、一般層347人)に対して、電力会社/電力の契約先を変更するきっかけとなりそうなこと(きっかけとなったこと)を複数回答で聞いたところ、住み替え検討層では、「住み替え/引っ越しをするとき」(78.4%)が最も多く、次いで「電力の小売り自由化が始まるとき(平成28年4月1日以降)」(37.3%)、「電力の小売り自由化に関するニュースを見たとき」(20.9%)の順となった。一方、一般層では、「電力の小売り自由化が始まるとき(平成28年4月1日以降)」(49.3%)が最も多く、次いで「住み替え/引っ越しをするとき」(27.4%)、「電力の小売り自由化に関するニュースを見たとき」(25.1%)の順だった。
※(株)リクルート住まいカンパニー 「電力会社/電力の契約先の変更に関する意識調査」
電力契約先変更意向がある人に対して、電力会社/電力の契約先を選ぶときに重視するものを複数回答で聞いたところ、住み替え検討層・一般層ともに「料金の安さ」(住み替え検討層90.4%、一般層87.9%)が最も多く、2位の「料金メニューのわかりやすさ」(同58.7%、54.5%)を大きく上回った。また、年間での電気料金がどれくらい安くなれば電力会社/電力の契約先変更をしたいと思うかを単一回答で聞いたところ、住み替え検討層の58.2%、一般層の52.4%と過半数が「5,000円未満」と回答した(図2)。
なお、電力会社を変更するにあたってわからないこと・困っていることを複数回答で聞いたところ、住み替え検討層・一般層ともに「自分に合った電力会社・料金プランがわからない」(住み替え検討層64.4%、一般層62.5%)が最も多く、次いで「各社の料金プランをどう比較していいかわからない」(同57.0%、57.1%)、「切り替え後の電気料金がどれほど変わるのかわからない」(55.5%、52.2%)の順となった。
※(株)リクルート住まいカンパニー 「電力会社/電力の契約先の変更に関する意識調査」
なお、電力の小売り自由化については、「話題の不動産キーワード」VOL. 31「電力小売り自由化」で詳しく説明している。