トップ>不動産トピックス>新入社員の頃にマイホームが欲しいと思った人のうち、7割弱がマイホームを入手
オウチーノ総研はこのたび、「『マイホーム購入』実態調査」を発表した。平成26年3月19~21日に、20~69歳の男女を対象としてインターネット調査を実施し、1,112人の有効回答を得たもの。
新入社員の頃、将来マイホームが欲しいと思ったかどうかを聞いたところ、全体では、「絶対に欲しいと思っていた」が13.0%、「できれば欲しいと思っていた」が22.8%、「あまり欲しいと思わなかった」が12.6%、「全く欲しいと思わなかった」が20.0%、「どちらでもよかった」が19.1%で、「絶対に欲しいと思っていた」「できれば欲しいと思っていた」の合計は35.8%という結果になった。年代別に見ると、「絶対に欲しいと思っていた」「できれば欲しいと思っていた」と思っていた人が最も多かったのは60代で、合計で38.1%(「絶対に欲しいと思っていた」14.8%、「できれば欲しいと思っていた」23.3%)だった。一方、最も少なかったのは20代で、合計34.7%(同9.9%、24.8%)だったが、その差はわずかだった。
現在、マイホームを持っているかを聞いたところ、全体では、「購入した」が43.4%、「相続した」が8.3%、「購入する予定がある」が6.1%、「相続する予定がある」5.6%、「持つ予定はない」23.5%、「まだ分からない」が13.1%となった(図1)。年代別に見ると、「購入した」「相続した」の合計が最も多かったのは60代で85.7%を占め、「購入する予定がある」「相続する予定がある」も含めると、90.1%となった。最も少なかったのは20代で、「購入した」「相続した」の合計は10.8%、「購入する予定がある」「相続する予定がある」を含めても28.9%だった。20代では「持つ予定はない」が42.3%、「まだ分からない」が28.8%で、7割超を占めた。
※オウチーノ総研 「『マイホーム購入』実態調査」より抜粋して作成
新入社員の頃、将来マイホームが欲しいと思ったかどうかに対する回答別に、マイホーム所有率を見たところ、「絶対欲しいと思っていた」と回答した人の67.6%が、マイホームを購入・相続(「購入した」60.7%、「相続した」6.9%)していた。「購入する予定がある」(11.7%)、「相続する予定がある」(3.4%)も含めると「絶対欲しいと思っていた」人の82.7%が将来、いずれかのタイミングでマイホームを持つことが分かった(図2)。
マイホーム所有率は、「できれば欲しいと思っていた」と回答した人では70.5%、「あまり欲しいと思わなかった」では62.8%と、「絶対欲しいと思っていた」より低下。「全く欲しいと思わなかった」では45.9%と半数を下回った。
同社では、「新入社員の時に『マイホームが欲しい』と思っているかどうかで、将来のマイホーム所有率が大きく変わってくる」と見ている。しかし、「見方を変えれば、新入社員の時にマイホームを『全く欲しいと思わなかった』という人も、45.9%はマイホームを購入したり、マイホームの購入を考えるようになるということでもある」とも分析している。
※オウチーノ総研 「『マイホーム購入』実態調査」