トップ>不動産トピックス>首都圏における平成25年の賃貸物件成約数は25万4,249件、シングル向き物件は減少
アットホーム(株)はこのたび、同社の全国不動産情報ネットワークにおける平成25年1年間の賃貸物件の物件成約数・成約賃料について発表した。
首都圏の平成25年1年間における居住用賃貸物件成約数は25万4,249件(東京23区11万859件、東京都下2万1,588件、神奈川県7万4,108件、埼玉県2万5,128件、千葉県2万2,566件)となり、3年連続の増加となった。
ただし、月別に前年と比べると、平成25年9月以降は減少に転じており、年間の増加率は2.8%(うちマンション2.7%、アパート2.6%)にとどまった。「マンションの46.0%、アパートの56.5%を占めるシングル向き(30㎡未満)物件の成約減によるもの」で、シングル向き物件の成約数は、マンションでは1.5%、アパートでは0.6%の減少となった(表1)。一方で、カップル向き(30~50㎡未満)やファミリー向き(50~70㎡未満)の物件へのニーズは底堅く、マンション・アパートそれぞれで前年より増加した。
※アットホーム(株) 「首都圏の居住用賃貸物件(2013年1年間)」より抜粋
1㎡当たりの年平均成約賃料を見ると、首都圏全体でマンションは2,595円(前年比0.8%下落)、アパートは2,195円(同2.1%下落)で、ともに4年連続のマイナスとなった。
一方、1戸当たりの年平均成約賃料は、首都圏全体で、マンションが8.86万円(同1.1%上昇)、アパートが6.15万円(同0.2%上昇)となり(表2)、ともに4年ぶりのプラスとなった。これは、成約物件の平均面積が、首都圏全体で34.48㎡(同1.7%増加)と拡大していることによるもの。マンションでは36.50㎡(同1.5%増加)で4年ぶりの拡大、アパートでは30.98㎡(同2.1%増加)で2年連続の拡大となった。
※アットホーム(株) 「首都圏の居住用賃貸物件(2013年1年間)」より抜粋して作成