トップ>不動産トピックス>セカンドライフ世代の住まい、約20%が「建物や設備の老朽化」を課題と感じる
パナホーム(株)住生活・デザイン研究所は、平成23年12月26日、同社による「セカンドライフに関する生活者調査」の結果について公表した。セカンドライフを迎える世代の意識と行動を明らかにするため、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)・東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)・近畿圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県)に居住する、定年前後の55歳~65歳の男女を対象として、平成23年6月7~8日にインターネットによるアンケート調査を実施し、1,000件の有効回答を得たもの。
充実させたい時間について複数回答で聞いたところ、夫婦ともに50%以上が「プライベート(自由)な時間」と回答した(図1)。同社では「夫は『夫婦』や『家族』の時間が、妻は『親しい人』『子ども』『家事』の時間が、ポイントが高くなっている」と指摘し、「夫婦お互いが自由な時間を大切にしながらも、夫は妻や家族と過ごす時間に期待を抱き、妻は親しい人や子どもと接する時間を大切にしていることが伺える」と分析している。
また、将来への不安を複数回答で聞いたところ、夫婦とも1~4位は同じ項目が並んだ(表)。最も多かったのは「加齢による身体の衰え」(妻66.4%、夫61.8%)で、次いで「いつまでも病気やケガなく、健康でいられるか」(同59.6%、53.8%)、「収入がなくなること」(同38.4%、49.6%)、「配偶者に先立たれ、孤独になること」(同29.6%、27.8%)の順となっている。5位以下は夫婦で違いが見られ、「妻は自分の生活ペースが崩れることに不安を感じ、夫は定年後の身の処し方について不安を抱く傾向が見られた」という。


※パナホーム(株)住生活・デザイン研究所 「セカンドライフに関する生活者調査」
現在の住まいで困っていることを複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「建物の老朽化」(21.2%)で、次いで「設備の老朽化」(20.0%)、「収納量の不足」(19.7%)、「夏の室内の暑さ」(15.7%)、「建物の耐震性」(15.4%)の順となった(図2)。さらに、日常生活での困りごとや不安なことを複数回答で聞いたところ、夫婦ともに「なかなかモノが捨てられない」(妻29.6%、夫27.6%)がトップに挙がった。こうしたことから、「約20%の人が、『建物や設備の老朽化』『建物の耐震性』のほか、『収納』に関する項目を課題としている」ことが伺える。
また、自分専用に欲しい空間を複数回答で聞いたところ、夫婦ともにトップは「趣味室」(同23.2%、32.2%)、次が「自分専用の多目的室」(同21.4%、18.0%)となった。同社では「夫は、趣味を楽しむ目的の空間を希望しているが、妻はパソコンをしたり、テレビをみたり、自分の好きなことができる多目的な空間を求めている」と見ている。

※パナホーム(株)住生活・デザイン研究所 「セカンドライフに関する生活者調査」