トップ>不動産トピックス>不動産の買い時感は24.4%に減少、震災後に63.7%が築年数や構造について考えるように
(社)全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)及び(社)全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)はこのたび、9月23日の「不動産の日」に合わせて行った「不動産の日アンケート-住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査-」の結果を発表した。調査期間を平成23年9月23日~10月31日とし、日本国内に居住する20歳以上の男女を対象に、インターネット上でアンケート調査を実施したもの。有効回答者数は7,145件だった。
不動産が買い時だと思うかどうかを聞いたところ、「買い時だと思う」との回答は前回(平成22年調査時)の31.5%から減少して24.4%となった。一方、「買い時だと思わない」は23.0%と、前回の21.9%から微増。「分からない」は52.6%(前回46.6%)と過半数を占めた。「買い時だと思う理由」(買い時だと思う人のみ=1,740人)は「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」が最多で53.4%、続いて「不動産価格が安定または上昇しそうだから」(20.5%)、「住宅ローンの金利が上昇しそうなので」(9.7%)となった(図1)。一方、「買い時だと思わない理由」(買い時だと思わない人のみ=1,644人)は、「自分の収入が不安定または減少しているから」が最も多く42.6%、次いで「不動産価格が下落しそうだから」(25.5%)、「地震などの天災が心配だから」(15.1%)の順となった。
住宅を購入する際のポイント・住宅を借りる際のポイントを複数回答で聞いたところ、トップ3は同様の項目が挙げられ(表)、「『購入』『賃貸』にかかわらず重視点は変わらない傾向にある」(全宅連)。重視点として最も多く挙げられたのは、住宅購入で「交通の利便性が良い」(52.3%)、賃貸で「賃料」(78.0%)だった。

| 住宅購入重視点 | 賃貸重視点 | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 交通の利便性が良い | 52.3% | 1 | 賃料 | 78.0% |
| 2 | 不動産の価格 | 51.4% | 2 | 交通の利便性が良い | 60.7% |
| 3 | 周辺・生活環境が良い | 48.8% | 3 | 周辺・生活環境が良い | 39.4% |
※(社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会 「不動産の日アンケート-住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査-」
東日本大震災後の住まいに関する意識の変化について複数回答で聞いたところ、「築年数や構造(免震・耐震)について考えるようになった」が63.7%と、最も多く挙げられた(図2)。次いで「地盤等の状況を意識するようになった」(55.5%)、「緊急避難場所がどこにあるかを意識するようになった」(40.8%)の順となり、全宅連では「震災時を想定して、屋内にいる場合の耐震性・免震性、屋外にいる場合の自身の危険回避についての意識が見られる」と分析している。

※(社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会 「不動産の日アンケート-住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査-」