トップ>不動産トピックス>物件探しはインターネットで、キーワード検索が主流
(社)全国宅地建物取引業協会連合会(以下、全宅連)及び(社)全国宅地建物取引業保証協会(以下、全宅保証)はこのたび、「不動産情報の検索等に関する意識調査」を発表した。平成23年1月17日~2月21日に、全国の男女を対象としてインターネットによるアンケート調査を実施し、5,025件の有効回答を得たもの。
不動産物件を探す場合の主な手段として最も多かったのは「インターネット」で、51.4%と過半数を占めた(図)。2位以下は「チラシ」が15.2%、「情報誌」が11.1%と、トップと差が大きく開く結果となっている。インターネットや携帯サイトで不動産物件の情報を検索する手段としては、「ヤフー、グーグル等の総合ポータルサイトから直接検索」が50.4%で最も多く、次いで「不動産情報専門のポータルサイトからの検索」(18.1%)、「不動産業者ホームページ等からの検索」(18.0%)となった。
また、インターネットや携帯サイトで不動産物件を探す(検索する)際のキーワードで最も多かったのは、「市町村名や地名」で19.7%。次いで「駅名や鉄道の沿線名」(16.3%)、「物件の種別(マンション・一戸建て・アパート・貸家)」(12.1%)、「物件の間取り(ワンルーム・3LDKなど)」(12.1%)の順だった。複数回答にもかかわらず回答が集中せず、全宅連・全宅保証では「インターネットによる検索のしやすさからか、多くのキーワード(要望)で不動産物件を探す場合が多くなっていると見られ、多項目に渡り回答が分散された」と分析している。
※(社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会 「不動産情報の検索等に関する意識調査」
インターネットや携帯サイトの不動産物件情報のなかで、写真で見たい(知りたい)情報は何かを複数回答(3つまで選択可)で聞いたところ、建物外観や屋外設備等については「建物の外観・デザイン」(26.6%)、「建物の日当たりや方位」(21.7%)、「住宅の道路付けや隣接建物等」(14.0%)が、室内の設備等については「部屋の形状や広さ」(24.8%)、「各部屋の日当たりや眺望」(18.5%)、「キッチンの形状や広さ・設備」(18.0%)がトップ3となった(表1)。
また、住まいを選ぶ際に重要な周辺環境や施設は何かを、同じく複数回答で聞いたところ、周辺環境については「交通の利便性(通勤通学時間など)」(30.2%)、「防犯」(20.6%)、「眺望や良好な自然環境」(12.2%)が、生活関連施設については「商店街・スーパーなどの買い物施設」(28.6%)、「駅など交通施設」(24.1%)、「病院や歯医者などの医療施設」(14.7%)が、トップ3に挙がった(表2)。
建物外観や屋外設備等のなかで写真で見たい情報 TOP3 | 室内の設備等のなかで写真で見たい情報 TOP3 | ||||
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1 | 建物の外観・デザイン | 26.6% | 1 | 部屋の形状や広さ | 24.8% |
2 | 建物の日当たりや方位 | 21.7% | 2 | 各部屋の日当たりや眺望 | 18.5% |
3 | 住宅の道路付けや隣接建物等 | 14.0% | 3 | キッチンの形状や広さ・設備 | 18.0% |
住まい選びで重要な周辺環境 TOP3 | 住まい選びで重要な周辺の生活関連施設 TOP3 | ||||
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1 | 交通の利便性(通勤通学時間など) | 30.2% | 1 | 商店街・スーパーなどの買い物施設 | 28.6% |
2 | 防犯 | 20.6% | 2 | 駅など交通施設 | 24.1% |
3 | 眺望や良好な自然環境 | 12.2% | 3 | 病院や歯医者などの医療施設 | 14.7% |
※(社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会 「不動産情報の検索等に関する意識調査」