トップ>不動産トピックス>平成22年の住宅・不動産の話題1位は「エコ設備の普及」
(株)リクルートはこのたび、「500人が注目!2010年 住宅・不動産トピックスランキング」を発表した。関東エリア(東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県)、東海エリア(愛知県・岐阜県・三重県)、関西エリア(大阪府・京都府・奈良県・兵庫県)に住む20歳以上の男女(過去2年以内にいずれかの地域に住み替え・リフォームした人、または直近2年以内にいずれかの地域に住み替え予定・リフォーム予定の人)を対象に、平成22年11月2~3日の間にインターネット上でアンケート調査を行い、516人の有効回答を得たもの。
平成22年に話題になった住宅と不動産のトピックスを、アンケート総合ランキング、住宅・不動産カテゴリごとのランキング、有識者からのランキングと3つの切り口でまとめ、紹介している。
総合ランキングでは、1~4位全てにエコ関連の話題がランクインした(図1)。
1位は、「家庭用太陽光発電パネルやエコ給湯器などエコ設備が普及」(46.5%)。同社では「平成22年の住宅・不動産市場で最も盛り上がったのが、エコ関連」としている。2位は「オール電化やIHキッチンの物件が増加」(45.7%)。オール電化やIHキッチンは以前からあったが、「最近のエコ・トレンドを受けて注目度がさらにアップ」した(同社)。3位は「住宅エコポイント対象マンション・一戸建てが登場」(39.1%)、4位は「住宅エコポイント始まる。平成23年も延長」(38.8%)、5位は「東京スカイツリー効果で墨田区など東京・城東エリアに注目」(31.8%)。同社では「今や一大観光スポットとなりつつあるその存在が、城東エリアの住宅・不動産にも影響を与えている」と見ている。
※(株)リクルート 「500人が注目!2010年 住宅・不動産トピックスランキング」より抜粋
同ランキングでは、住宅・不動産に詳しいスペシャリストによる、平成22年に気になった話題も紹介している。
不動産アナリスト・石澤卓志氏は、「マンション、一戸建ての供給が回復へ」を1位に挙げている(図2)。平成21年まで供給が少なかった新築マンションは「ようやく回復に向かっている」ものの、「郊外の低価格帯はまだ供給が少ない状況」と見ている。
生活経済ジャーナリスト・和泉昭子氏が1位に挙げたのは、「フラット35Sの金利引き下げ」(図3)。「フラット35Sの金利引き下げや贈与税非課税枠の拡大など、やりすぎじゃないかと思うぐらい住宅政策が充実した1年」と振り返った。
※(株)リクルート 「500人が注目!2010年 住宅・不動産トピックスランキング」より抜粋