トップ>不動産トピックス>住宅エコポイント、申請数は2万戸超、既に2億ポイント以上を発行
国土交通省はこのたび、平成22年4月末時点の「エコポイントの活用による環境対応住宅普及促進事業(住宅エコポイント事業)の実施状況」を公表した。
住宅エコポイントとは、環境に配慮したエコ住宅の新築やエコリフォーム工事に対して、一戸当たり最大30万ポイント(1ポイント=1円換算)が付与されるもの。取得したポイントは、様々な商品と交換したり、環境保全活動を実施している団体に寄附することができる。また、工事施工者が同じ場合には、エコ住宅の新築やエコリフォームに追加する工事の費用として充当することもできる。
同省の発表によると、平成22年3月8日に申請受付を開始してから4月30日までの間に申請された戸数は、新築2,270戸(11.30%)、リフォーム1万7,813戸(88.70%)で、合計2万83戸となった(表1)。
戸数 ※1 | 件数 ※2 | |||
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全体 | 20,083 | 100.00% | 19,929 | 100.00% |
新築 | 2,270 | 11.30% | 2,270 | 11.39% |
リフォーム | 17,813 | 88.70% | 17,659 | 88.61% |
※国土交通省 「住宅エコポイントの実施状況(平成22年4月末時点)」より抜粋
住宅エコポイントの発行状況を見てみると、申請受付開始から2億4,455万9,000ポイントが発行されている(表2)。このうち、新築は1億1,070万ポイント(45.27%)で、リフォームは1億3,385万9,000ポイント(54.73%)だった。
ポイントの交換状況を見てみると、平成22年4月30日までに発行されたもののうち、既に2億1,319万7,087ポイントが交換されている(表3)。このうち、エコ住宅の新築やエコリフォームに追加で実施する工事の費用として充当するために使われた(即時交換)のは1億1,221万3,600ポイントで、52.63%を占める結果となった。このほか、商品券やプリペイドカード、地域型商品券等の商品交換に使われたのは1億96万1,287ポイント(47.36%)で、環境保全活動を行う団体への寄附に使われたのは2万2,200ポイント(0.01%)だった。
ポイント数 | ||
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全体 | 244,559,000 | 100.00% |
新築 | 110,700,000 | 45.27% |
リフォーム | 133,859,000 | 54.73% |
ポイント数 | |||
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全体 | 213,197,087 | 100.00% | |
即時交換 | 112,213,600 | 52.63% | |
新築 | 74,315,600 | 34.86% | |
リフォーム | 37,898,000 | 17.78% | |
商品交換 | 100,961,287 | 47.36% | |
環境寄附 | 22,200 | 0.01% |
※国土交通省 「住宅エコポイントの実施状況(平成22年4月末時点)」より抜粋