トップ>不動産トピックス>首都圏の中古マンション成約件数が初の3万件台に。中古一戸建ても6年ぶりに増加
(財)東日本不動産流通機構はこのほど「首都圏不動産流通市場の動向(2009年度)」を発表した。同機構に登録された不動産物件のうち、東京都(区部・多摩地域)、埼玉県、千葉県、神奈川県(横浜市と川崎市・それ以外)の首都圏における不動産流通市場(平成21年4月~平成22年3月)を分析したもの。
平成21年度における首都圏中古マンションの成約件数は3万1,312件(前年度比8.4%増)で、2年連続で前年度を上回る結果となった(図1)。成約件数が3万件台となったのは、平成2年度に同機構が事業を始めてから初で、すべての都県・地域で増加している。
一方、成約価格を見ると、首都圏の平均は2,500万円(同比2.6%下落)で、すべての都県・地域で下落している。平成14年度以降、前年度比で増加を続けてきたが、8年ぶりの下落となった。
価格帯別に見ると、3,000万円未満の物件が占める割合が69.1%(同67.5%)と前年度から拡大しているのに対し、3,000万円以上7,000万円未満の物件は29.0%(同30.6%)と縮小している。同機構では、これが「全体の平均価格を下げている」と分析している。

※(財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2009年度)」より抜粋
首都圏における中古一戸建ての成約件数は1万835件(同比14.7%増)で、6年ぶりに前年度を上回った。すべての都県・地域で増加しており、千葉県(同比9.8%増)を除いて、2けた台の増加率となっている。成約価格は3,003万円(同比3.4%下落)で、2年連続で前年度を下回った。価格帯別に見ると、5,000万円未満の物件が占める割合が87.9%(同87.1%)と拡大する一方、5,000万円以上の物件は12.1%(同12.9%)と、縮小している。
また、新築一戸建ての成約件数は3,472件(同比10.9%減)で、すべての都県・地域で減少し、2年ぶりに前年度を下回った。成約価格は3,508万円(同比7.4%下落)で、中古一戸建てと同じく、2年連続で前年度を下回っている。特に、神奈川県の横浜市・川崎市以外では、10.2%減と大きく下落する結果となった。価格帯別に見ると、2,000万円以上3,000万円未満の物件が占める割合が30.6%(同23.2%)で、前年度から大きく拡大した。

※(財)東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2009年度)」より抜粋