トップ>不動産トピックス>子どもと入浴する男性が増加、入浴スタイルは節約志向に
(株)INAXはこのたび、「日本人の入浴に関する調査2009」の結果を発表した。11月26日の「いい風呂の日」を前に、全国の20~59歳の既婚者1,648人を対象として実施したもの。
調査によると、小学生以下の子どもがいる男性263人のうち、平日では55.5%(平成20年調査時は52.5%)、休日では77.6%(同73.8%)が、子どもと一緒に入浴することが分かった。これは昨年の調査時から、平日・休日ともに3.0ポイント以上増加している(図1)。同社では、不況の影響によって「夫の在宅時間が長くなった」(23.5%)、「家族で過ごす時間が増えた」(23.5%)などの日常の変化があったためと分析している。
男性が子どもと入浴する主な理由は、「入浴の世話」(平日78.7%、休日78.8%)、「コミュニケーションのため」(平日50.0%、休日51.0%)、「かわいいから」(平日39.3%、39.1%)「一緒に入ると楽しいから」(平日32.7%、休日32.5%)となっており、同社は「子どもとのバスタイムを楽しみながら子育てに協力している様子が窺える」としている。
図1:小学生以下の子どものいる男性に、「誰とお風呂に入りますか?」(2008年総数=202、2009年総数=263)
※(株)INAX 「日本人の入浴に関する調査2009」
「昨年とは変わったこと」としては、43.7%が「水や電気・ガスの使用量(料金)を気にするようになった」、35.0%が「シャワーや湯を流しっぱなしにしなくなった」、29.5%が「残り湯を再利用するようになった」と回答している(図2)。また、理想の風呂については、「足を伸ばしてゆったり入れる浴槽」が58.3%で昨年同様1位となったが、ほかに「水道代・光熱費が抑えられる」が25.5%となり、同社では「『節約』が生活の中に浸透しつつあることが窺える」と見ている。
図2:「景気の先行きが見えない中、日常生活にも影響が出始めているようです。
このような社会情勢の中であなたやご家庭の『入浴スタイル』に何らかの変化がありましたか?」(総数=1648)
※(株)INAX 「日本人の入浴に関する調査2009」