トップ>不動産トピックス>生活の向上感はないものの、住生活の面では77%が「満足」と回答
内閣府はこのほど、「国民生活に関する世論調査」の報告書を公表した。現在・今後の生活についてや家族・家庭についてなど、国民の生活に関する意識や要望を調査し、行政の基礎資料とするために実施しているもの。全国の20歳以上に対して調査員による個別面接聴取法で行い、6,252人の回答を得た。調査期間は平成21年6月4日~6月21日。
現在の生活について、去年の今ごろと比べてどうかとの設問には2.8%が「向上している」、63.1%が「同じようなもの」、33.6%が「低下している」と答え、生活の向上感は悪化傾向にある。
一方で、現在の生活にどの程度満足しているかとの設問には、住生活の面では77.2%が「満足」(「満足している」21.9%、「まあ満足している」55.2%)と答えた(図1)。これは食生活の面に次いで高く、所得・収入、資産・貯蓄、自己啓発・能力向上、レジャー・余暇生活といったほかの面よりも満足度が高かった。
住宅の形態別に見ると、「満足」と答えた人の割合は持ち家で高く、「不満」と答えた人の割合は賃貸住宅で高かった。
前回の調査(平成20年6月に実施、6,146人が回答)と比較すると、住生活の面では「満足」と答えた人の割合が75.3%から77.2%へ上昇しており、逆に、「不満」は24.0%から21.5%へ低下している。
図1:現在の生活の住生活面での満足度

※給与住宅とは社宅等のこと
※内閣府大臣官房政府広報室 「国民生活に関する世論調査」から抜粋して作成
今後の生活について、「老後は誰とどのように暮らすのがよいと思うか」との設問には、25.6%が「子ども(夫婦)と同居する」(「息子(夫婦)と同居する」13.4%、「娘(夫婦)と同居する」6.2%、「どの子(夫婦)でもよいから同居する」6.0%)と答え、32.1%が「子ども(夫婦)の近くに住む」(「息子(夫婦)の近くに住む」7.9%、「娘(夫婦)の近くに住む」6.3%、「どの子(夫婦)でもよいから近くに住む」17.9%)と答えた。「子どもたちとは別に暮らす」と答えたのは34.5%だった(図2)。
年齢別に見ると、「息子(夫婦)と同居する」と答えた人の割合は60歳代・70歳以上で高く、「どの子(夫婦)でもよいから近くに住む」と答えた人の割合は20~40歳代で、「子どもたちとは別に暮らす」と答えた人の割合は50~60歳代で、それぞれ高くなっている。
前回の調査と比較すると、「息子(夫婦)と同居する」が15.5%から13.4%、「子どもたちとは別に暮らす」が36.7%から34.5%と低下している。一方、「どの子(夫婦)でもよいから近くに住む」は15.8%から17.9%に上昇している。
図2:老後は誰とどのように暮らすのがよいか

※内閣府大臣官房政府広報室 「国民生活に関する世論調査」から抜粋して作成