トップ>不動産トピックス>平成21年度の「美しいまちなみ賞」に10地区の受賞が決定
6月1日の景観の日に先駆けて、「平成21年度の都市景観大賞「美しいまちなみ賞」(主催:「都市景観の日」実行委員会、後援:国土交通省)が選定された。美しいまちなみを創り育てるために、行政と民間が協力してハードとソフトの両面を含めた総合的な取り組みが行われている地区を全国から募集し、その中でも特に優れた地区を表彰して広く紹介することで、よりよい都市空間の形成を目指すもの。平成21年度は「美しいまちなみ大賞」2地区、「美しいまちなみ優秀賞」6地区、「美しいまちなみ特別賞」2地区がそれぞれ受賞した(図1)。
図1:受賞地区一覧
| 美しいまちなみ大賞 | 栃木市歴史的町並み景観形成地区(栃木県栃木市) |
|---|---|
| 真庭市勝山町並み保存地区(岡山県真庭市) | |
| 美しいまちなみ優秀賞 | 浦安市日の出・明海・高洲地区(千葉県浦安市) |
| 中津川市中山道馬籠地区(岐阜県中津川市) | |
| 大野市寺町通り地区(福井県大野市) | |
| 岸和田市本町地区(大阪府岸和田市) | |
| 富田林市富田林寺内町地区(大阪府富田林市) | |
| 出水市出水麓地区(鹿児島県出水市) | |
| 美しいまちなみ特別賞 | 富山市総曲輪地区(富山県富山市) |
| 浜松市東地区(静岡県浜松市) |
※「都市景観の日」実行委員会 「平成21年度 都市景観大賞『美しいまちなみ賞』受賞地区の概要」
「美しいまちなみ大賞」を受賞した1地区は、栃木県栃木市の「栃木市歴史的町並み景観形成地区」。
この地区では、江戸~明治期の蔵や大正時代の洋館が多数残っており、「蔵の街とちぎ」として、歴史的・文化的資源を生かしたまちづくりに取り組んでいる。電線類の地中化や川の浄化、遊歩道整備などとともに、「町並み修景ガイドライン」に沿って歴史的建造物周辺の修景を行うなど、市民と行政が一体となって歴史的町並みの景観形成が進められている。審査講評によると、歴史的町並みが残されているだけでなく、「市民によって構成されている街づくり組織、イベント主催団体が多数存在し、それぞれが活発な活動をしている。市民が自らの街に愛着と誇りを強く感じていることが伺われる」という。
栃木市歴史的町並み景観形成地区(写真:栃木県栃木市)


「美しいまちなみ大賞」のもう1地区は、岡山県真庭市の「真庭市勝山町並み保存地区」。
この地区は、江戸時代は城下町であり、白壁に格子窓、なまこ壁の集蔵庫など伝統的な建造物の町並みのほか、高瀬舟の発着場跡、武家屋敷など、数多くの歴史的資産が残る。電線類は地中化され、散策道の美装化整備や文化交流施設の整備、建物外観の修理修景助成事業などが、まちづくり交付金事業によって実施されている。住民団体によるイベント活動や保存地区内の空き家の管理運営、暖簾(のれん)のまちづくり事業なども行われており、観光客の増加、住民自らの生活文化の質的向上に寄与している。審査講評によると「歴史と現代が融合している町として魅力的であり、生活感のある街づくりとして評価できる」としている。
※このほかの受賞地区については、「平成21年度 都市景観大賞『美しいまちなみ賞』受賞地区の概要」を参照
真庭市勝山町並み保存地区(写真:岡山県真庭市)

