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VOL.10 リノベーション住宅 中古住宅を新築並に再生して販売 執筆:不動産コンサルタント/大森広司

2013年1月16日

昭和43年築の中古マンションが、リノベーションによって新築と同等の空間に再生

昭和43年築の中古マンションが、リノベーションによって新築と同等の空間に再生される(写真提供/インテリックス)

内装や設備を一新し、新築のように再生した中古住宅を「リノベーション住宅」と呼ぶケースが増えている。なかでも宅地建物取引業者(不動産会社)が中古住宅を買い取り、リノベーションしたうえで販売するタイプを「買取再販型」といい、市場に多く流通するようになっている。


不動産会社が
リノベーションを 施して販売

リノベーションとは、住宅の内装や設備を取り替えるなどして新しい家に再生すること。リフォームと似た意味だが、単なる補修や原状回復のための交換だけでなく、例えば部屋が細かく区切られた古い間取りを広いLDKのあるタイプに変えるといった間取り変更を含め、住まい全体を今のライフスタイルに合わせて改修する考え方を指す。

このリノベーションを施したリノベーション住宅には、持ち家を対象としたものと、中古住宅の購入を対象としたものに大きく分けられる。さらに中古住宅については、個人の売り主から購入した住宅を買い主がリノベーションするタイプと、不動産会社から「リノベーション済み」住宅を購入するタイプの2つがあり、後者が買取再販型と呼ばれるタイプだ。

買取再販型のリノベーション住宅は事前に建物の検査を行うケースが多く、不具合などが改修された状態で買うことができる。また不動産会社が売り主になるので、宅地建物取引業法の規定により2年間の瑕疵(かし)担保責任が売り主に課せられ、その間に雨漏りなどの欠陥が見つかった場合には無償で修理が受けられる。

リノベーション前の状況

リノベーション前の状況

また、中古住宅を買ってから買い主がリノベーションする場合、リノベーション費用を住宅ローンで組むことができないことが多い。そのために、リノベーション費用を自己資金から捻出したり、金利が高めの無担保ローンで借りなければならないケースも少なくない。最近では、住宅価格とリノベーション(リフォーム)費用をまとめて住宅ローンとして借すローン商品も増えてきたが、まだ普及はこれからという段階だ。その点、買取再販型のリノベーション住宅なら、リノベーション費用も住宅価格に含まれているので、まとめて住宅ローンで支払えるメリットもある。

瑕疵担保責任については、当サイト「不動産基礎知識:10-3 入居後の物件の欠陥をめぐるトラブル対応」を参照



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