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VOL.8 「シェアハウス」着実に増加している事業者介在型のシェアハウス 執筆:住宅ライター/山本久美子

2012年11月21日

(株)Rバンクが運営する「東京北 波の家」

女性専用シェアハウスを展開する(株)Rバンクが運営する「東京北 波の家」。1階に共用のキッチン・ダイニングがあり、冷蔵庫や電子レンジ、各入居者の収納棚、キッチン用具なども設置されている。

シェアハウスのメリットは?
注意点は?

●事業者介在型シェアハウスの事例

女性専用のシェアハウスを展開している(株)Rバンク「東京北 波の家」の例で見てみよう。6室ある個室には、収納やエアコン、ベッド、家具などを設置。共用として、キッチン・ダイニング(1階)、大型テレビやソファのあるリビング(2階)、各階にトイレと洗面所、浴室とシャワーブース(1階)、2台の乾燥機付き洗濯機を置いたランドリースペース(1階)を配置している。
また、カードキーや個別のメールボックスに加え、警備システムが導入されるなど防犯面にも配慮。管理スタッフが月2回巡回し、共用部の清掃サービスが週1回行われる。6室の月額賃料は4万7500円~5万2500円で、共益費の月額1万3000円には光熱費やインターネット使用料、清掃サービス等の費用も含まれている。

注:共用部の施設設備の内容やセキュリティ設備の有無、清掃サービスの有無(入居者が持ち回りで清掃する場合もある)、管理の内容などは、それぞれのシェアハウスによって異なる。

●シェアハウスのメリット・デメリット

事業者介在型のシェアハウスの場合、しっかりとした管理がなされているので、必ずしも相場の賃料より安くなるというわけではない。しかし、家賃1ヶ月程度の保証金は必要であるものの、通常の賃貸住宅で必要な敷金や礼金、仲介手数料などの費用が不要なところが多く、初期費用が安いなどのメリットがある。

また、同程度の賃料のワンルームに住む場合、ユニットバスやミニキッチンなど水まわりはかなり小型化されてしまう。シェアハウスなら、大型の浴槽やキッチンを利用でき、時には入居者と一緒に食事したり分け合ったりできることなどにメリットを感じる人も多い。同居人がいるという防犯上の安心感を得られる点も、評価されているようだ。
ほかにも、最低限の生活道具が付帯されているので、手軽に賃貸暮らしが始められるといったメリットもあり、入居者となるのは、20代後半から30代前半の女性社会人が最も多いという。

一方、シェアハウスを選ぶ際には、注意点もある。
まず、最低限のマナーやルールを守り、入居者同士のコミュニケーションを楽しみながら、気持ちよく共同生活をおくるという生活スタイルを好むかどうかをよく考えることだ。
また、シェアハウスといってもいろいろな形態があり、共用部の施設設備や利用料の有無、生活上のルールなどにも違いがある。物件を探す際には、こうした条件の違いを事前に把握することがポイントだ。シェアハウスの鍵を握る運営事業者選びも重要なポイント。どういった運営方針なのかを確認しておきたい。




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